プール熱について教えて

はい、こんにちは。

さっそく調べてみましょう。

コロナにおされて、インフルエンザ始め、ほかの感染症が目立たなくなってますが、

「多摩府中保健所　感染症週報」によれば、

感染性胃腸炎、咽頭結膜熱（プール熱）は最近、やや増えてきているようです。

verywellhealthから、Pharyngoconjunctival Fever Symptoms and Treatmentです。

咽頭結膜熱（プール熱）
咽頭結膜熱は、発熱、咽頭痛、濾胞性結膜炎を特徴とする疾患です。
咽頭結膜熱はPCFとも呼ばれ、学童に多くみられます。
アデノウイルスによって引き起こされる疾患である咽頭結膜熱は、
特に最初の数日間は感染力が非常に強いです。
潜伏期間は5～12日で、罹患者は最長で10日間発熱することがあります。
5歳から18歳の子供が最もかかりやすいと言われています。
サマーキャンプに参加する子供たちがよく感染させ
公共のプールで泳いでいる子供たちから感染することが多いようです。

またまたウイルス感染症です。子供がかかりやすいです。

日本では6月頃から増え始め、7-8月にピークとなります。

飛沫感染（咳、くしゃみ）、接触感染（患者が触ったもの）で広がります。

全身症状
PCFにかかった人は、疲労感や胃のむかつきなどを訴えることが多いです。
また、咽頭炎を起こす人もいます。咽頭炎は、喉が赤くなり、喉の奥が濾胞と呼ばれる小さなこぶに覆われたように見える炎症です。
また、首の部分のリンパ節が腫れてくることもあります。リンパ節は触るとわかることが多く、しばしば圧痛や痛みを伴います。

「発熱・咽頭炎・結膜炎」が３大主症状とされています。

腹痛、下痢もありえます。

細菌感染合併で重症肺炎になることも。

熱は38℃から40℃の高熱が4日から1週間は続くことがあります。

目の症状
眼の症状は、通常発症後48時間以内に現れます。以下のような症状が見られます。
・かゆみ、灼熱感、砂埃のような感覚
・涙が出る、分泌物、軽い光線過敏症、まぶたの腫れ赤み
PCFを発症した人は、まぶたの内側から眼球に至るまで、目の全体が赤くなります。
このため、結膜がゼラチン状に腫れ上がります。
また、結膜に濾胞と呼ばれる小さな透明なこぶができます。
両目に発症しますが、通常は片方の目が悪く見えます。
病気が進行すると、角膜に炎症が起こります。
角膜上皮下浸潤と呼ばれる小さな白い病変がしばしば発生します。
この浸潤は、ウイルスに反応して発生した免疫細胞の複合体です。
角膜上皮下浸潤はかなり長い間残ることがありますが、角膜の中心部に発生しない限り、通常は視力に影響を与えません。
この場合、視界がぼやけたり、電灯の周りがまぶしく感じたりします。
PCFのもう一つの合併症は、偽膜の発生です。偽膜とは、上のまぶたの、下の結膜にできる、炎症性物質と粘液でできた偽の膜のことです。
偽膜がある場合、眼科で除去することが勧められます。

子供の頃にかかったと思うんですが、

さほど記憶にないので重症化しなかったんでしょう。

角膜病変とか偽膜とかできると少し大変ですね。

治療
症状の対処が中心です。
①人工涙液。1日に4～8回、数週間にわたって点眼するよう指示されます。
②冷湿布が症状を緩和することが示されています。
③血管収縮薬/抗ヒスタミン薬の点眼薬が推奨されています。
しばしば発症する強いかゆみを緩和するのに役立ちます。
④細菌感染を起こす危険性もあります。この場合、抗生物質の点眼が必要になることがあります。
・炎症の程度や、角膜上皮下浸潤、偽膜の有無によって、ステロイドの処方は慎重に行われます。ステロイドは有用ですが、慎重に使用する必要があります。
・抗ウイルス剤は咽頭結膜熱の治療薬として研究されていますが、現時点では一般的に処方されていません。